極域宙空圏シンポジウム

第34回極域宙空圏シンポジウムの開催について



国立極地研究所では、毎年、極域の中層大気から熱圏、電離圏、磁気圏に至る領域に関わる研究をテーマとしたシンポジウムを企画・開催しております。

磁力線が惑星間空間の磁場と直接つながる極域宙空圏は宇宙への窓領域となっており、太陽起源の様々な変動や活発なオーロラ活動が観測される領域として、多くの科学的知見をもたらしてきました。1957-1958年の国際地球観測年(IGY:International Geophysical Year)を契機に産声をあげた日本の南極地域観測事業は、オーロラ帯直下でのオーロラ観測や南極オゾンホールの観測を通じて、極域宙空圏の研究の発展に大きく寄与してきました。また、昨年度まで実施された南極地域観測第Ⅶ期計画(平成18〜21年度)では、「極域の宙空圏−大気圏結合研究」をテーマとした重点プロジェクト研究観測が実施され、興味深い成果が得られつつあります。これらの最新の成果などを発表、及び議論する場として、第34回極域宙空圏シンポジウムを開催いたします。

また本年度は、極域研究のより一層の進展を図るため、研究分野横断型の研究シンポジウムとして「極域科学シンポジウム」を中心に、従来の極域宙空圏・極域気水圏極域生物極域地学シンポジウムと同時開催します。

本シンポジウムの趣旨をご理解頂き、広く研究成果の発表をいただきますよう御案内申し上げます。


日程:2010年12月2日(木)-12月3日(金)

                 (12月1日夕方には、極域科学シンポジウムの懇親会を予定)

会場:国立極地研究所2階大会議室


研究発表申込み:研究発表を希望される方は、発表申込書を9月27日(月)までに提出してください。講演予稿集の原稿締切は10月25日(月)です。WEBでの講演予稿の投稿に関しては、現在準備中です。


連絡先:

国立極地研究所 極域科学シンポジウム実行委員会 幹事 野木義史

〒190-8518東京都立川市緑町10-3