第6回 極域科学シンポジウム 分野横断セッション

[IG] 全球環境変動を駆動する南大洋・南極氷床

熱・水・物質の巨大リザーバである南大洋と南極氷床は、長期の全球気候・生態系変動の中心的役割を果たしている可能性がある。この「南大洋・南極氷床システム」を構成するサブシステムとしては,氷床と海の相互作用の場である棚氷、そこから流出する氷山、大きな季節変動をする海氷、海洋熱塩循環を駆動する南極底層水,活発な生物生産,そして3大大洋を連結する南極周極流などがあり、これらのサブシステムは相互に連動しながら地球規模の環境変動に重大な影響を与えていると考えられている。本セッションは、地球規模の環境変動を正確に理解するために必要不可欠である過去から現在に至る南極氷床変動と南大洋海洋循環に焦点を絞り、各サブシステムの挙動や相互作用に関する様々な分野の最新の観測やシミュレーション結果、新たな研究観測の提案等を総括的に議論し、“南大洋”と“南極氷床”とに関わる分野融合研究を推進する場とする。

日時:11月17日(火) 終日
場所:国立極地研究所 2階 大会議室
コンビーナ:野木義史(国立極地研究所)、池原実(高知大)、大島慶一郎(北大)、川村賢二(国立極地研究所)、田村岳史(国立極地研究所)