国立極地研究所は、平成5年度から総合研究大学院大学に参画し、その基盤機関として同大学大学院複合科学研究科に設置された極域科学専攻(5年一貫制博士課程及び博士後期課程)の教育研究指導を行うこととなり、現在17名の学生を受け入れている。
 また、大学の要請に応じて、特別共同利用研究員として他大学大学院学生を受け入れているほか、他大学大学院と協力し、連携大学院を実施している。

総合研究大学院大学複合科学研究科極域科学専攻
 総合研究大学院大学は、我が国初の博士後期課程だけの大学院大学として、昭和63年(1988)年10月に設置された国立大学(平成16年度より国立大学法人)であり、現在その一部は5年一貫制博士課程となっている。大学共同利用機関等18機関を基盤として文化科学研究科(国立民族学博物館、国際日本研究センター、国立歴史民俗博物館、放送大学ICT活用・遠隔教育センター、国文学研究資料館)、物理科学研究科(分子科学研究所、国立天文台、核融合科学研究所、宇宙科学研究所)、高エネルギー加速器科学研究科(加速器研究施設・共通基盤研究施設、物質構造科学研究所、素粒子原子核研究所)、複合科学研究科(統計数理研究所、国立極地研究所、国立情報学研究所)、生命科学研究科(国立遺伝学研究所、基礎生物学研究所、生理学研究所)、先導科学研究科(18機関と密接な連携・協力による)の6研究科で構成されている。基盤機関との密接な連携・協力の下に、それらの優れた人材と研究環境を基盤として博士課程の教育研究を行うことを特色としている。総合研究大学院大学は、学術研究の新しい流れに先導的に対応できる、幅広い視野をもった国際的で独創性豊かな研究者を養成する。また、特に従来の枠を越えた独創的、国際的な学術研究の推進並びに先導的分野の開拓を指向している。


 極域科学専攻においては、南北両極域の自然現象を中心に、全球的規模の環境をも視野に入れた教育・研究を行い、高度の研究能力を具備し、フィールドサイエンティストとしての力量をもつ優れた研究者を養成します。

▲普通コンドライト(インパクトメルト)の薄片を、偏光顕微鏡を用いて観察している学生 南極の韓国世宗基地付近に生息するヒゲペンギンの営巣数カウント

特別共同利用研究員
 国立極地研究所では、昭和56(1981)年度から、極地科学及びこれに関する分野の他大学大学院学生を特別共同利用研究員として毎年受け入れています。
年度 平成13 平成14 平成15 平成16 平成17 平成18 平成19 平成20 平成21 平成22
国立大学 25 26 28 20 20 11 9 9 14 16
公立大学 1 2 3 0 3 0 1 1 0 2
私立大学 4 3 2 2 2 1 0 1 1 1
合計 30 31 33 22 25 12 10 11 15 19

連携大学院
 国立極地研究所と九州大学大学院比較社会文化学府とは、平成18年7月に「九州大学大学院比較社会文化学府と情報・システム研究機構国立極地研究所との教育研究に関する連携・協力に関する協定書」を締結し、平成18年10月1日から平成28年3月31日までの間、極域地圏環境学分野において連携して大学院教育を実施しています。