突然ですが、皆様は『南極教室』というものをご存知でしょうか?
国立極地研究所では、ここ昭和基地と日本の学校をTV会議システムで接続して、観測活動や基地運営などに励む隊員と小・中・高等学校の児童・生徒のみなさんをはじめ、多くの国民の方々がリアルタイムで隊員達と対話をすることによって、地球環境の大切さなどを実感してもらい、さらに南極を身近に感じてもらおうという企画です。
簡単に申しますと、TV番組を一方的に放送するのではなく、それをご覧になっている会場の皆様も昭和基地に話しかけることができる言わば、双方向な放送番組と言えるかもしれません。リポーターが建物の外に出て現在の天気や気温、そして周りの様子を紹介したり、中継場所からスタジオとしている管理棟3階の食堂への移動時間を、実際にカメラで追ってリポートしたりと、刻一刻と変化する生の映像や撮り溜めたVTRを利用しながら、観測隊の仕事や生活の様子などをお伝えしています。また、南極に関するクイズを出したり、直接、会場の皆様からの質問にお答えしたりと盛り沢山な内容となっています。
この日は、兵庫県の伊丹小学校へ『南極教室』をお届けしました。沢山の質問やご参加して頂いた児童の皆さんの多くの笑顔に私たちも元気をもらいました。54次隊も越冬に入って中盤、いよいよ放送予定目白押しの季節の到来です。腕に磨きを掛けて、良い番組をお届けしていきます。
夏休みの8月は、立川の極地研究所南極北極科学館で毎週イベントがあり、昭和基地と直接お話しするチャンスがあります。如何ですか?是非、私達とTV越しに逢いにいらっしゃいませんか?
・8月3日 極地研探検2013
・8月11日、16日、23日、30日 夏休みは「越冬隊員と話そう!」
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