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サイエンスアゴラ2021にて、トークセッション『北極から探ろう!未来の防災サービス』を開催します


北極は他の地域に比べて急激に温暖化が進んでいて、海氷域面積の減少、氷河・氷床や永久凍土の融解などさまざまな影響が出てきています。北極の研究が進むことで、北極の環境変化は日本で豪雨・豪雪などの極端気象を引き起こすことがわかってきました。本企画では、極端気象の予測の取り組みや、気象予報や防災サービスの今とこれからについて紹介します。どんな防災サービスがあるとよりいいか、私たちは命や生活を守るために何ができるのか、一緒に考えてみませんか?

開催報告はこちらからご覧ください。

開催概要

  • 日  時:2021年11月7日(日)10:00~12:00
  • 開催方法:オンライン(Zoomウェビナー)
  • 定  員:先着500名 参加費無料
  • 主  催:北極域研究加速プロジェクト (ArCS II)
  • 参加方法:ウェブサイトからの事前申し込み制 以下のURLからお申し込みください。
    https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_j_3v3rLDSKW3xVku1SDnFQ 


※参考ウェブサイト:サイエンスアゴラ2021

登壇者紹介

本田 明治(ほんだ・めいじ)新潟大学理学部教授、気象予報士
静岡県生まれ北海道育ち。五六豪雪を体験してお天気の世界にハマる。大学生のときオホーツク海の流氷をみて感動し、海氷と気象の関係など「寒い」研究を得意とする。14回の引っ越しを経て2009年より新潟に定住。新潟は気象のデパート!しばしば災害をもたらす激しいお天気の謎に立ち向かう毎日。趣味はお酒、温泉、全国アメダス巡り。好きな季節は冬、好きなお天気は雪、寒さに強く暑さに弱い。


「北極の環境変化が日本各地に極端現象をもたらす?」

豪雨・豪雪、竜巻・突風現象など時に災害をもたらす極端気象の発現には、寒冷渦と呼ばれる北極の寒気を伴う上空の低気圧がしばしば関わっています。最近私たちは、極端気象の陰の立役者とも言える寒冷渦の客観的指標化に成功しました。今後はこの研究を発展させることで、極端気象の発現を予測する未来の防災サービス実現への貢献を目指しています。

福田 寛之(ふくだ・ひろゆき)気象予報士、NHKラジオ気象解説者
愛知県出身。NHK国際放送局で世界の天気を担当したのち、2010年からNHKラジオセンターで気象解説を行なっている。現在は、平日午後7時「今日のニュース」 午後10時「NHKジャーナル」不定期日曜「子ども科学電話相談」に出演中。国内外問わず旅が好きで、いつか北極圏にある気象観測所を訪れてみたいと思っている。


「防災情報の活用法〜危険のサインを見つけ備える」

天気予報は嵐から生命や財産を守るために発展してきました。今もアップデートが続いています。今回は、気象キャスターが荒天時に必ず参照する気象防災情報をいくつか紹介し、その成立の背景やどんな技術や知見を用いているか、伝えるための工夫は何か、利用する時のポイントを解説します。現在の防災気象情報を詳しく知ることが、未来の防災サービスを考える際の助けになればと思っています。

プログラム

10:00 オープニング
10:05 「北極の環境変化が日本各地に異常気象をもたらす」本田 明治
10:30 「防災情報の活用法ー危険のサインを見つけ備える」福田 寛之
10:55 みんなで考えよう!未来の防災サービス
11:25 クロージング
11:30 登壇者との交流タイム

お問い合わせ

国立極地研究所 国際北極環境研究センター
E-mail: