気象雪氷サイエンスカフェつくば「雪氷圏における気候変動と気象防災」
近年の急速な温暖化に伴って、地球上の雪氷圏では劇的な変化が引き起こされています。中でも、北極圏のグリーンランド氷床では、2000年代に入ってから、大量の融解水と氷体が流出しており、それらが全球の海面水位変動に重要な影響を与えています。
一方、冬季の日本では、日本海側を中心に大量の雪が降り積もり、時に顕著な豪雪災害が引き起こされますが、温暖化の進行とともに積雪の状態がどのように変化するのか、については不明な点が多く残されています。そのため、我が国の積雪に関する気象防災の策定にあたっては、気候変動に関係する様々な不確定性を考慮する必要があります。
本講演では、グリーンランド氷床と日本における近年の雪氷変動のホットトピックを解説し、更に、我が国の積雪に関連する気象防災の最新の取り組みについてお話します。途中で、勝山祐太さんが国内の某豪雪地帯から生中継でレポーターとして参加予定です。是非、ご期待下さい!
開催概要
- 日 時:2022年2月13日(日)14:00~16:00
- 開催方法:オンライン(Zoomミーティング)
- 定 員:80名、参加費無料
- 主 催:(公社)日本雪氷学会(関東・中部・西日本支部)、(公社)日本気象学会(教育と普及委員会)、(一社)日本気象予報士会
- 共 催:北極域研究加速プロジェクト(ArCS II)
- 参加方法:気象学会・専用申込ページより事前申込制。先着順。
https://forms.gle/5PSKfw7LztocTk276
登壇者紹介
ゲストスピーカー
レポーター
庭野 匡思
気象庁 気象研究所
レポーター
勝山 祐太
森林総合研究所
お問い合わせ
日本気象学会
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