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HFレーダー訓練(宙空圏・電離層部門)
2008年9月19日


アンテナ保守訓練の様子
昭和基地と同型アンテナを、倒して作業しているところです。ブリザードでアンテナエレメントが折れるなどすると、このようにして修理しなければなりません。

 昭和基地には、SuperDARNと呼ばれている2つの大きなHF帯ドップラーレーダーがあり、超高層大気におけるプラズマ対流観測が行われています。これでオーロラなどについて調べています。

 7月中旬に、そのアンテナ保守のための訓練が、長野県(電気通信大学菅平宇宙電波観測所)で行われました。雨でしかも慣れない高所という条件の下でしたが、南極ではさらに厳しい環境が想像されるため、特に安全第一で作業を行うことの重要性を学びました。

 9月上旬には、昭和基地と同じレーダーのある北海道(名古屋大学太陽地球環境研究所付属ジオスペース研究センター陸別観測所)で観測装置保守のための訓練が行われました。北海道でも目に見えないオーロラがたまに出ているそうで、このレーダーで観測できるそうです。観測所は牧場の中にありのんびりした環境でしたが、トラブルの対処法など本番さながらの訓練が行われました。

HFレーダーアンテナ群(北海道陸別)
牧場の中に整然とレーダーアンテナが立っています。写っていませんが、周囲には牛や馬がたくさんいました。南極では、緑の大地ではなくて白い雪原のはずですね。


観測装置保守訓練の様子
測定器を使って装置の調整を行っているところです。越冬経験のあるベテラン職員の指導を受けることができました。

 
 
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