昭和基地には、SuperDARNと呼ばれている2つの大きなHF帯ドップラーレーダーがあり、超高層大気におけるプラズマ対流観測が行われています。これでオーロラなどについて調べています。
7月中旬に、そのアンテナ保守のための訓練が、長野県(電気通信大学菅平宇宙電波観測所)で行われました。雨でしかも慣れない高所という条件の下でしたが、南極ではさらに厳しい環境が想像されるため、特に安全第一で作業を行うことの重要性を学びました。
9月上旬には、昭和基地と同じレーダーのある北海道(名古屋大学太陽地球環境研究所付属ジオスペース研究センター陸別観測所)で観測装置保守のための訓練が行われました。北海道でも目に見えないオーロラがたまに出ているそうで、このレーダーで観測できるそうです。観測所は牧場の中にありのんびりした環境でしたが、トラブルの対処法など本番さながらの訓練が行われました。 |