昭和基地の汚水はバクテリアを利用した浄化槽で処理をして、綺麗になった水を海に流しています。
この処理をするために汚水処理棟という建物があって、その中には4つの大きなタンクがあり、これらのタンクを順番に流れて行くうちに綺麗になる仕組みになっています。この綺麗になった水を海に流す量は、毎月約130トンです。
汚水を静かに放置しておくと沈む物質を汚泥、浮く物質をスカムといいますが、綺麗に処理して海に流すためには、汚泥を取ったり、スカムを汲み出したりという作業を毎週やらなければなりません。
先週と今週、この作業をした時にスカムを汲む網をタンクに立続けに2本落としてしまいました。水深は約2.5メートル、水は濁っているので、何処に在るのかさっぱり見えません。奮闘すること二人で2時間、やっと拾い上げる事ができました。
作業中、過去に落としたらしい金属製熊手ほうきも回収できました。 |