地上気象観測の対象は気圧、気温、湿度、風向、風速、雲形、視程、大気現象などで、これらは気象観測の基本となるデータであり、人間による目視や、観測機器を利用して取得しています。
昭和基地での地上気象観測は、1957年の第1次隊より今日まで継続されている観測です。5名の気象担当隊員が24時間、交替で観測しています。
地上気象観測データは、世界気象機関(WMO)が運営する通信網である全球通信システム(GTS)を介して国際交換されており、昭和基地では3時間ごとに1日8回、データを送信しています。また、統計処理されたデータは気象庁のWebページで閲覧することができます。
これらの観測データは、気候変動の調査・研究に活用されます。同時に観測隊の基地周辺での活動を支援する天気解析に利用しています。 |