昭和基地では多目的大型アンテナを使用したオーロラ観測衛星の追尾受信を実施しています。
昼夜を問わず受信を実施しているため、定期的な点検と長く使うための保守作業が必要です。
保守作業は年2回の実施であり、うち1つは今回実施されたものであり、もう1つは次の隊への引き継ぎ作業を兼ねて夏に実施されるものです。
点検はモータ、タコジェネレータ、クラッチ、ギヤなどの駆動系全般です。
装置の大きさのため、1つ1つの確認項目は時間がかかります。
しかし、こういった地道な作業を念入りに行い続けることで、この装置は20年過ぎても現役で働いています。
全ての観測事業はこういった保守整備作業によって支えられているのです。 |