セール・ロンダーネ山地を調査していた隕石チームが、1月4日、南緯72度、東経27度の地点で隕石を発見しました。日本の調査隊が隕石を発見したのは9年ぶりで、セール・ロンダーネ地域では19年ぶりのことです。
セール・ロンダーネ山地は昭和基地より西へ約600kmに位置し、四国とほぼ同じ面積に、1000〜3000mの山々が連なっています。気温は夏時期でも-10〜-20℃、常に強風が吹き荒れる過酷な条件の中、調査が行われます。
最初の隕石を見つけたのはフィールドアシスタントの佐々木隊員。続いて海田隊員が2個同時に見つけました。隕石の大きさはいずれも約1cm、種類はコンドライト(始原隕石)でした。また翌5日には、南極隕石の中では珍しい鉄隕石も発見されました。
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