国際宇宙ステーションの野口宇宙飛行士と4月27日にTV会議システムによる情報交換を、また、29日・30日の両日にはアマチュア無線による交信を行いました。
TV会議では野口さんの元気な様子や国際宇宙ステーションの内部、そして窓から見える地球など興味深い映像を見ながら生活や余暇の過ごし方などの身近な話から各隊員からの専門的な質疑応答まで様々な情報交換を行いました。限られた時間でしたが、三線演奏と歌による応援も行うことができました。
アマチュア無線による交信は野口さんの希望により行われたものですが、国際宇宙ステーションの軌道と昭和基地の位置関係から交信には困難が伴いました。しかしいざ交信が始まるとたいへんクリアに聞こえる野口さんの声に驚き、アマチュア無線の良さをあらためて感じました。4分弱と短い時間でしたが、宇宙を身近に感じたひと時でした。なお、この交信は12年目を迎える国際宇宙ステーションからの最南端の交信記録となりました。この記録が日本人宇宙飛行士と日本の南極基地との間で樹立できたことをうれしく思います。
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