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インテルサット衛星通信設備
2010年8月12日


インテルサット衛星通信設備
黒いレドームの中に直径7メートルのパラボラアンテナが入っています。

 昭和基地の中心施設から東に約500メートルの露岩帯にインテルサット衛星通信設備があります。直径7メートルの大型パラボラアンテナとアンテナを制御する小屋で構成されており、パラボラアンテナは黒いレドームで保護されています。

 インテルサット衛星通信設備は南極昭和基地と東京立川の極地研究所を高速データ回線で接続しており、南極での観測データをリアルタイムに日本国内へ伝送することができます。昭和基地の屋外の映像もこのインテルサット衛星通信を利用して極地研究所のホームページに表示しております。また、隊員は昭和基地でインターネットやメールを利用することができます。

 8月12日にインテルサット衛星通信設備の保守作業を行いました。設備は信頼性を確保するために、2重化構成となっており、今回は運用系と待機系の系切り替えを行いました。定期的に系切り替えを行うことにより、待機系設備で故障が発生していないことを確認します。作業は手順書に沿って行い、問題なく終了しました。


系切り替え作業
手順書を確認しながら作業を行う田中修隊員。


テスターチェック
待機系設備をテスターにて確認する金城隊員。


オーロラ出現
インテルサット衛星通信設備上空に幻想的なオーロラが出現しました。

 
8月12日の気象情報
天気 快晴
最高気温 -28.5℃
最低気温 -37.5℃
最大風速 8.2m/s
 
 
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