3月11日昭和時間午前8時46分、日本で大震災が発生。14,000キロ離れた昭和基地でもその揺れを観測しました。家族が被災した越冬隊員もいて家族に連絡が取れず、何日か不安な日々が続きました。しかし、国立極地研究所の支援により、全員が家族とは連絡が取れましたが、親戚も含めると倒壊や火災により家がなくなってしまうなど、被害にあわれた関係者が多数おります。日本ではまだまだ復旧作業が続き、また、その作業にさえ入れないほど被害が大きかった地域がたくさんあると聞きます。我々越冬隊は日本に戻り皆さんと一緒に復旧作業を行うことは出来ませんが、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、1日も早く復旧されることを心からお祈りしております。
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