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ミッドウインターフェスティバル（以下、ＭＷＦ）は、各国の南極観測基地で伝統的に開催され、もちろん昭和基地でも毎年恒例の行事となっています。元もと極夜の北極圏で最も暗くなる冬至のことをミッドウインターと呼ばれていましたが、季節が反対の南極圏では天文学的な夏至の日を冬至として慣習的にミッドウインターと呼んでいます。その６月２２日ごろが越冬のちょうど折り返し時期にもなりますので、越冬している各国基地間でエールの交換をするとともに、お祭りを開いて祝いましょうという趣旨です。
52次隊では「ノスタルジー・ナイツ」をテーマにして、４人のＭＷＦ実行委員のもと全隊員が協力してすべての企画を準備しました。前夜祭、オープニング、ショートムービー、仮装コンテスト、かりもの競争、カルタとり、ジェスチャーゲーム、ウルトラクイズ、音楽祭といったイベントの他、調理隊員が丹精を込めたフランス料理のフルコースや懐石料理を楽しみました。
極地南極の厳しい環境下で観測を続ける私たちにとって、憩いの一時となったＭＷＦですが、越冬生活折り返し地点の一大イベントを全員で取り組んだことにより、これまで以上に結束力が強まりました。 |
