6月19日にミッドウインターフェスティバル前夜祭が行われました。極夜のまっただ中の夏至(南極の冬至)の時期に開催されるこのお祭りですが、53次隊では6月19日から23日にかけて実施しました。5月上旬に実施委員会を立ちあげ、観測・基地の維持作業の合間に準備を行ない、ようやく開催までたどり着きました。
今年のお祭りのシンボルとして、氷のドームを作製しました。気温が高く水が凍らなかったり、ブリザードのため雪に埋もれてしまったり、完成が危ぶまれることもありました。開会式はここで実施し、南極ならではの催しとして、越冬隊員一同大いに士気を高めることができました。
長く太陽が昇らない時期(極夜期)は、約1ヶ月半続きます。気力が萎えやすいこの時期を乗り越えるためにも、気分転換としてこうしたイベントは大切です。
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