11月16日午後、昭和基地周辺にある弁天島とオングルカルベンにてペンギンセンサスを実施しました。ペンギンセンサスとは、毎年特定期間に行われるペンギンの個体数調査のことで、調査対象はアデリーペンギンです。
ペンギンコロニー(営巣地)を訪問して、個体数を調べます。カウンターを使って3人以上で1人あたり3回計測します。実際にやってみると動き回る多数のペンギンを数えるのは意外と難しいものでした。
この日訪問した弁天島では35羽、オングルカルベンでは約100羽を確認しました。コロニーの場所によって、数十羽から千羽以上とかなりばらつきがあります。この時期は、繁殖シーズン終盤で抱卵中のペンギンが多く見られました。
また、島の沿岸部にできた氷の割れ目からアザラシの親子も出てきて、日向ぼっこしていました。
今後、11月末、12月初旬にも同様の調査が行われる予定です。
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