12月4日から5日にかけて、アメリカ合衆国とロシア連邦の合同査察団が昭和基地を訪れ、基地の観測施設や廃棄物・汚水の処理状況などについて視察が行われました。
査察団は総勢8名で、アメリカ国務省、ロシア外務省、両国の極地研究施設の方々であり、日本も加盟している南極条約の規定に基づき、各国の基地を視察されるとのことでした。今回は4つの基地を順番に視察されるとのことで、大変慌ただしい日程であり、査察団の方も忙しい日程だと話されていました。
昭和基地には4日の午後5時に到着され、基地設備などの資料を基にした質疑応答と、1時間程度の現地視察が行われました。特別な指摘事項もなく大変友好的な雰囲気の中で無事終了しました。この結果は、来年開かれる南極条約協議国会議で報告される予定です。
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