昭和基地には「温倶留(オングル)中央病院」と呼ばれる医務室があり、2人のお医者さんが越冬しています。越冬中は3月、6月、9月、12月の4回健康診断があり、12月は5日から昭和基地で最後の健康診断が始まりました。採血や体重、血圧などの基本的な項目の測定、これに加え呼気や心電図の測定が行われる場合もあります。隊員が一番気にしているのは、やはり体重です。越冬中は野菜などの生鮮食品がほとんど食べられないため、どうしても偏った食事になってしまいます。加えて極夜期は外作業が少ないため、運動不足になりがちです。
日本とは全く違う環境で生活していると、健康への影響も大きく現れます。これから本格化する夏作業に備えて、体調を万全にしておきたいものです。
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