本日も灯火制限のご協力をお願いします
2014年3月29日
灯火制限の準備
明かりが外に漏れないように居住棟や管理棟のカーテンやブラインドを閉じます。
昭和基地では観測や設営作業の情報共有を図るため、毎日ミーティングが行われています。最近のミーティングでは、「灯火制限」という用語を耳にすることが増えました。さて、日常生活で馴染みの薄い「灯火制限」はなぜ行われているのでしょうか?
昭和基地は、オーロラ帯の真下にありオーロラ観測に適した場所のひとつです。オーロラは極域で見られる美しい自然現象の一つで、昭和基地でも2月から10月の太陽が沈む時期に専用の観測装置などを用いて観測を実施しています。
正確なオーロラ観測を行うためには自然以外の人工的な光はできる限り防ぐことが重要なポイントです。そこでオーロラ観測が開始される時刻が近づくと隊員達は、居住棟や管理棟などすべての建物の窓にはカーテンやブラインドを引き、部屋の明かりが外へ漏れないようにするとともに、外出の際には懐中電灯やカメラのフラッシュの取扱いにも十分配慮するなどといった行動を心がけています。
9か月間におよぶオーロラ観測期間中、担当の隊員は日勤と夜勤に分かれ観測業務にあたり、ほかの隊員達も観測が成功するようにさまざまな形で協力を行っています。
天気 | 日の出 | 日の入 | 最高気温 | 最低気温 | 最大風速 |
曇のち雪・ふぶきを伴う | 6:50 | 17:59 | -3.4℃ | -9.6℃ | 28.4m/s |