Face to Faceのコミュニケーション
2014年7月9日
TV会議システムを活用した打合せ
オーロラ観測隊員が国立極地研究所の研究グループと打合せをしています。
昭和基地では多くの研究観測が行われていますが、その実施にあたっては国内の研究グループとの連携は不可欠です。南極観測が始まった頃、国内との連絡手段はモールス信号による通信が主流でした。しかし、現在は衛星回線を介した電子メールへと変化し、その情報量も格段に増えましました。
また、昭和基地にはTV会議システムも導入されています。TV会議のメリットは、参加者全員が同時に情報を共有できるとともにお互いの顔を見ながら円滑にコミュニケーションがとれることです。この日は、オーロラ観測隊員が国立極地研究所の研究グループと打合せを行っていました。
TV会議システムは観測系の隊員だけでなく設営系の隊員も活用しています。機械や建築などの隊員は7月から国内で活動を始めた56次隊員との打合せを実施しているほか、医療隊員は定期的に国内の病院との間で医療相談を実施しています。
なお、昭和基地と日本との時差は6時間なのでTV会議を実施する際には、時差を考慮して予定を組む必要があります。24名の越冬隊員にとってTV越しではありますが、遠く離れた日本の皆さんとコミュニケーションがとれることはありがたいものです。
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