みんなが健康であるために
2014年9月11日
血圧測定
血圧と脈を測ります。医療隊員は受診者と積極的にコミュニケーションを図ります。
一年の気温のほとんどが氷点下となる南極。このような厳しい環境の下で業務を遂行するためには「健康の維持」が大切です。
そのため、昭和基地では3ヶ月ごとに健康診断を実施しています。日本から遠く離れた昭和基地ですが、なんと検査器等は日本と同じものを使用しています。よって、昭和基地での健康診断は日本で受診する健康診断とまったく同じです。具体的には聴診、問診、血液・尿検査、レントゲン、心電図、超音波検査等を行っているほかメタボリックシンドロームの予防・相談なども実施しており、体重、体脂肪率、腹壁脂肪などの数値もデータとして蓄積されています。
今回の健康診断では、隊員の新たな一面を見ることもできました。普段は、-20℃の屋外で黙々と作業する屈強な隊員も、採血検査時には細い針と注射から目をそらしていました。注射が怖いのは大人も子供も変わらないようです。
円滑な観測業務や基地の維持を行うためには病気や怪我を未然に防ぐことが重要です。隊員達は適度な休養や食事はもちろん、医療隊員から受けるアドバイスに耳を傾け、健康に対する高い意識を持ち毎日を過ごしています。また、医療隊員は越冬隊24名の心身の変化に常に気を払い、家族の待つ日本へ無事帰ることができるよう業務に励んでいます。
天気 | 日の出 | 日の入 | 最高気温 | 最低気温 | 最大風速 |
晴 | 6:57 | 17:42 | -12.8℃ | -19.5℃ | 8.9m/s |