太陽の横に虹が出現?
2014年10月1日
太陽の横に虹が出現?
昭和基地で見ることができた暈(かさ)と幻日(げんじつ)。これらは大気光学現象の一つです。
以前、大気光学現象である蜃気楼についてご紹介しましたが、今回も昭和基地で見られた神秘的な現象をご紹介いたします。
一つ目は、暈(かさ)と呼ばれるものです。蜃気楼は空気の温度差によって光が屈折し、地面や水面上の物体が浮き上がって見えたり、逆さまに見えたりするのですが、暈は空気中の氷晶が光を屈折させることで、太陽のまわりに大きな光の輪ができます。
また今回は、同時に幻日(げんじつ)と呼ばれる現象も見ることができました。幻日も暈と同じように空気中の氷晶による光の屈折によって引き起こされるもので、太陽と同じ高さの左右に明るい光を見ることができます。幻日は太陽に近い方から赤…黄…紫という虹と同様の配色になります。
暈や幻日も一定の条件がそろえば日本国内でも見ることができますので、皆さんもきれいなものが見られるとよいですね!
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