南極で不在者投票しました
2014年12月5日
第47回衆議院総選挙が実施されることに伴い、昭和基地でも不在者投票が行われました。不在者投票制度のひとつであるこの南極投票は昨年7月に実施した参議院通常選挙以来1年5ヶ月ぶりで、55次隊としては初めての経験となります。
出発前に住民登録地の選挙管理委員会から「南極選挙人証」を受け取った隊員(選挙人)は、不在者投票管理者である越冬隊長から2枚の投票用紙(小選挙区・比例代表)受け取ると、記載所で必要事項、候補者名、政党等を記載し、南極投票の指定選挙管理委員会にFAX送信をしました。その後、日本へFAXが届いたことが確認されると、選挙人は投票用紙を密封し、投票管理者に手渡しました。
南極投票の実施にあたり昭和基地では投票所を設置しなければなりません。そのため、不在者投票管理者である隊長のほかに、立会人、選挙事務従事者も越冬隊員が担当しました。立会人は、FAX操作の補助、選挙事務従事者は、指定選挙管理委員会との連絡調整や投票用紙の送受信の確認作業を行いました。
選挙人は南極の地から大切な一票を届けるという貴重な経験ができるとこともあって、インターネットで選挙公報などを確認し投票に臨みました。
(参考)
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