人工衛星「れいめい」データ受信10周年
2015年8月24日
10周年を記念して、隊員10名で記念撮影
2005年8月24日に打ち上げられた人工衛星「れいめい」。約630kmの高さでオーロラの原因となる入射粒子を観測するとともに、衛星に搭載された高感度のCCDカメラによってオーロラの細かい構造を撮像することができます。その打ち上げから、今日でちょうど10周年をむかえました。
昭和基地では大型のアンテナを使って、「れいめい」から貴重なデータを受信し続けています。この大型アンテナは、アンテナを保護するためのレドームというドーム型の巨大な建物内に設置されていて、天候や外気温に左右されず、常に安定した運用ができています。48次隊で試験運用が始まったので、昭和基地での受信運用は今年で9年目になります。
ちょうど今週は、半年に一度の大規模メンテナンス作業も行われました。アンテナ駆動部のグリス交換やモーターの確認等、アンテナ本体にかかるメンテナンスと、電波を受信する装置が正常に作動するかどうかを確認することが主な作業です。多目的アンテナ担当隊員とLAN・インテルサット担当隊員は、アンテナの中心部へ上って機器をチェックしたり、送信された信号に正しく反応するかなどの確認を行いました。
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