ペンギンセンサス旅行
2015年11月14日
ペンギンを数えています
極夜が過ぎてから様々な野外調査旅行が行われてきましたが、今回はその最後をしめくくる「ペンギンセンサス」調査について紹介します。
ペンギンセンサスとは、営巣地(ルッカリー)にいるアデリーペンギンの数を調べる調査のことです。アデリーペンギンは毎年同じ場所に巣をつくるので、調査する場所はあらかじめ決まっていて、わたしたちの隊では約10箇所のルッカリーへ行く予定です。大きいルッカリーでは数千羽、小さなところでは十数羽が繁殖のために集まってきます。アデリーペンギンは小さな石をくわえてきてベッドをつくり、卵を産みます。先日の調査でも、もう数羽が卵を温めていました。
ペンギンセンサスへ向かう道中、ウエッデルアザラシやユキドリ、オオトウゾクカモメなど、様々な動物に出合いました。ウエッデルアザラシはどうやらお腹に赤ちゃんがいる様子でした。このような生命の輝きに触れ合うと、長く厳しい冬が終わり、いよいよ夏がやってくると感じられます。
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