第60次先遣隊到着
2018年11月9日
海氷上の滑走路に着陸した航空機
南極地域観測隊が昭和基地にアクセスする方法は、観測船「しらせ」に乗船する方法が一般的ですが、DROMLAN(Dronning Maud Land Air Network)という国際航空網を利用する方法もあります。この航空網を利用することにより、先遣隊として観測船「しらせ」より一足早く昭和基地に到着し、南極の短い夏期間を有効に利用して観測活動をすることができます。
11月9日、第60次先遣隊10名を乗せた航空機が昭和基地近くの海氷上の滑走路に着陸しました。第59次越冬隊にとっては約9か月ぶりに越冬隊員以外の人と会うことになります。航空機から降りた60次先遣隊と滑走路で待っていた第59次越冬隊は海氷上で歓談した後、飛行機に搭載していた観測物資を橇に乗せて昭和基地に向かいました。
ドームふじ基地周辺の内陸域に向かう先遣隊員は、昭和基地で観測物資の整理や観測計画の打合せをして翌10日に出発していきました。彼らが再び昭和基地へ帰るのは来年1月の予定です。
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