大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所

2017.6号

南極で毎年絶対にやっている観測は何ですか。
毎年やっていなくても日本が力を入れている観測はなんですか。

南極昭和基地で行なっている様々な観測のうち、たとえば気象観測(気温、湿度、風向、風速など)は定常観測とよばれ、昭和基地が開設された60年前からずっと行なっている観測です。気象以外にも、電離層、潮汐、測地なども定常観測になります。定常観測は、同じデータを長期間取り続けることによって、変動の様子を捉えようとするものです。
今、日本が力を入れている観測のひとつが、昭和基地における大型大気レーダー(PANSYと呼ばれます)を使った、南極上空の大気の動きを調べる観測です。これによって、上空大気の気温や流れがわかり、地球環境にどのような影響が及んでいるのか、解明が続いています。
それ以外にも、毎年ではありませんが、大陸内陸での氷床ボーリング調査、地質調査、隕石探査、生物調査など、今後も力を入れていく観測は沢山あります。

南極・昭和基地周辺ではどれくらい雪が積もるのでしょうか。
夏と冬で違いがあればそれも教えてください。

昭和基地でも場所によって積雪量が違います。多い所では1メートルを越えますが、少ない場所では全く積もらないこともあります。一般的に、風上側では積雪が少なく、風下側では積雪が多いです。
積雪は9月から10月にかけて(南極では春先)が多いようですが、全体の積雪量は毎年同じわけではなく、年によって多かったり、少なかったり、変化があります。

みなさんからの質問より アーカイブ

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