極域の過去・現在を知り、未来の地球環境変動を探る

アイスコア研究を紹介します

北極海で何を観測するの?

海氷面積が小さくなってきている北極海。夏に降り注ぐ日射は、海氷がなくなった海洋に吸収され、海が温まります。一方、海が凍り始める初冬には、その熱が大気へ放出されます。真冬の気温が近年上昇してきているのは、このような海と大気の熱交換が盛んになってきているためでもあります。大気も海も同時に観測することで、変化の激しい北極海の現在と将来を調べています。

海洋地球研究船「みらい」。2018年は初めて初冬の航海を行いました。(22秒)

海と海氷の境目はどこ?油をまいたようなグリースアイスが見えます。(11秒)

上空の気温や湿度、風を調べるためにラジオゾンデ観測を行います。(11秒)

海氷は成長しながら、割れたり、雪が積もったり、日々様子が変化します。(30秒)

薄い海氷は波と動いて、ぶつかったり重なり合ったりして、厚さを増します。(18秒)

みらい北極海航海に関する最近の成果(報道発表)