北西航路観測チーム 観測便り
- クグルクツク到着 (2012.7.31〜8.2)
- 氷中航行 (2012.7.30)
- 氷観測とホッキョクグマ (2012.7.28〜29)
- 他船救助 (2012.7.27)
- バフィン湾からランカスター海峡に入る (2012.7.24〜26)
- バフィン湾に向けて北上 (2012.7.23)
- ルイサンローラン号、出航! (2012.7.20)
ルイサンローラン号、出航!(2012.7.20)
現在地:カナダ・ニューファンドランド・ラブラドール州セントジョンズ(北緯47度33分、西経52度40分)
チームメンバー:山口一(東京大学)、柴田啓貴(北見工大)
St.John's湾の入口を過ぎ、船尾のヘリコプター甲板からSt.John'sの街を臨む
ネットワークの調子が非常に悪く、画像などサイズの大きい情報を掲載できませんが、まずは砕氷船「ルイサンローラン号」が出航し、観測を開始しました! 今日はその顛末までをご報告します。次回には映像付きの報告を送れることを祈りつつ・・・。
7月19日(木)
朝8時ちょっと前に、今回の観測でお世話になる砕氷船「ルイサンローラン号」に到着。いきなりJane Eert(カナダ海洋研究所(IOS)・ロジ責任者)から「船長から『船は19日の深夜に出る。今夜は船に居なければならない』と言われた」と聞く。そこで19日中にホテルをチェックアウトして船に移ることにして、とにかく荷物確認と機器取付け作業を始める。
積み込んだはずの荷物の1個がどうしても見つからない。JaneもMike Dempsey(IOS)も「積み込む時に確認した。船内の何処かに確かにあるはず」と言ってくれたので、きっと何処かに隠れているのだろう。
17時頃、漸く船内作業終了。Janeに「これからホテルに帰る。2、3時間で戻って来る」と伝え、ホテルに帰る。ホテルに着いてから5人で食事に出、19:20に戻る。ホテルでお風呂に入ってから船に向かうことにして、20:30ロビー集合、尾関・吉川に見送られ、忘れ物(Mac Book Proの電源ケーブル)を取りに一時船に戻る佐川を含めて、3人でタクシーにて船に向かった。佐川の忘れ物も簡単に見つかり、21時前に乗船。しばらくしてJaneを見つけることができたので、柴田、山口それぞれからお礼のお土産を渡す。疲労のため、これにてそのまま就寝。
7月20日(金)
朝、まだ船は岸壁に居る。朝食時に、Chief ScientistのRobin Brownより、無線LANのパスワードを聞くことができた。繋がったが遅い。しかもSMTPがブロックされている様で、webmailでしかメールが出せないみたいで、苦労をする。
寒い。曇って小雨が降ったかと思えば晴れ、風が強いというSt.John'sらしい天気。気温10~15℃くらい?
14時頃湾外に出たが、出た所で、バウスラスタで旋回したりしていたので、多分、色々な機器テスト。16:30頃、漸く本格的に走り出す。やっと船旅になった。
気象情報
天気 | 曇り時々晴れ時々雨(6〜18時) |
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