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出張授業・群馬県立自然史博物館

2024年9月29日(日)に、群馬県立自然史博物館主催の第70回企画展「北極と南極~いきものたちがめぐる海と陸~」 の関連イベントとして、ワークショップ「ボードゲームで考えよう!~研究者と語る。北極の今とこれから~」と題した、渡邉 英嗣氏(海洋研究開発機構)による出張授業を行いました。



群馬県立自然史博物館では、2024年7月20日(土)~2024年12月8日(日)で、北極・南極をテーマにした企画展を開催しています。北極についてさらに理解を深め、北極の未来について考えてもらうために、渡邉氏による講演と北極ボードゲーム『The Arctic』 体験会を行いました。北極に興味を持つ親子や一般、博物館職員の24名が参加しました。

まず、北極がどのような場所か、今何が起こっているのかを、クイズを交えながら紹介した後、ボードゲームをプレイしました。参加者は北極に関連する6つの職業になりきり、次々と起こるイベントに対して、価値観が違う者同士が意見を交換しながらゲームを進めました。最後は、各グループの結果を全体で振り返り、北極の持続可能性とは何か、そのためにはどのような行動が必要かについて、ゲーム内での経験を踏まえて意見交換を行いました。

体験会後は、講師に質問したり、再び企画展示室に移動し展示を見たりして、それぞれが北極への理解を深めていました。博物館職員からは、企画展期間中に北極ボードゲームをアウトリーチ活動で使用したいとの声が上がりました。企画展との相乗効果により、北極や北極域研究への興味関心をさらに引き出すよい機会となりました。


学校・団体名 群馬県立自然史博物館
対象 小学5年生~大人、博物館職員 ※小学生は保護者と一緒に参加
実施日 2024年9月29日(日)
講師 渡邉 英嗣(海洋研究開発機構 北極環境変動総合研究センター)
活動内容 渡邉氏による講演と北極ボードゲーム体験会 (120分)
参加人数 28名
参加者からの声 ・とても楽しく考える時間となりました。いろいろな立場があり、視野を広くもつことが大事だと思いました。

・知らない職業とかんきょうのこと、今、おこっていることについて新しい発見と自分の意見がもてて、とてもよかったしたのしかったです。話し合うことで分かることもたくさんあった。もっと知りたい。

・ボードゲームが終わって初めて、「こんなことになってしまった」「もっとこうしておけば」という意見がありました。実際はやり直しがきかないということを心に留めて、これから生活していきたいと思います。

・難しいけどとても勉強になりました。子どもたちにも体験させてあげたいと思いました。

・遊びながら普段意識しないことを考えさせられました。どの立場からにとっても良い結果になるような環境保全、豊かさを守れるといいなと思いました。

・環境、文化、経済全てを平等に考えないと結果、全てを失うことになるんだと痛感しました。とても楽しませていただきました。

・とても考えることができるボードゲームでおもしろかったです。学校の授業などでも使えると良いと思いました。

・ボードゲームで今起こっていることや、これから起こりそうなことがわかりました。遊びながら北極の大変なことをよく知れました。それぞれの立場を守りながらやっていくことが大切だと分かりました。

・大人でも考えるのが難しいボードゲームでした。北極について、いろいろとニュースは聞いていたけれど、北極の今と未来をじっくり考えると面白く、とても充実した時間となりました。何度かゲームを繰り返すうちに、もっと深く考えられそうだと思いました。

・さまざまな年代の人の意見が聞けておもしろかったです。