出張授業・静岡科学館る・く・る
2024年9月8日(日)に、静岡科学館主催の科学コミュニケーター育成講座の一環として、受講生、卒業生、科学館職員24名が参加して、ArCS IIサイエンスコミュニケーターの毛利 亮子(国立極地研究所)による出張授業を実施しました。
今回の出張授業は、参加者の北極への興味関心を喚起し、自身の科学コミュニケーション活動に取り入れてもらえるよう、体験を重視したワークショップ形式で行いました。最初に北極についての知識をクイズ形式で紹介した後、北極に注目する理由やその重要性について伝えました。北極や南極にかかわる教育コンテンツをまとめたポータルサイト「北極・南極 for Education」 やその実践例を紹介し、北極ボードゲーム『The Arctic』 の体験を通して、北極への理解を深めました。質疑応答や授業後には、科学コミュニケーションについて熱心なディスカッションが続き、今後の市民へのアウトリーチ活動の広がりが期待されました。
学校・団体名 | 静岡科学館る・く・る |
対象 | 科学コミュニケーター育成講座の受講生、卒業生、科学館職員 |
実施日 | 2024年9月8日(日) |
講師 | 毛利 亮子(国立極地研究所) |
活動内容 | 北極をテーマにした科学コミュニケーション・ワークショップ(135分) |
参加人数 | 24名 |
参加者からの声 |
・北極が温暖化の最前線だと知ったことが印象に残った。 ・研究を市民に知らせる方法、手段について、いろいろと考えて実行していることを知った。 ・ネット配信で今日のような話が聞けると、簡単に北極のことに触れることができて良いのでは? ・年や月が異なる地図を比較できたので、自分の生まれ年と比べたりすると、より自分に関わることとしてとらえられるので、とても良いと感じた。 ・折り紙で地球の様子がわかるのは、子ども達と楽しくワークショップすることができるなあとわくわくした。 ・ゲームやりながら考えながら環境を考える機会でおもしろかった。 ・薄い氷がとける間にこれ以上進まないように対策を取る必要があると体感できた。 ・対立する立場同士がどう歩みよればよいのか考えさせられた。 ・みなさんで役割を演じながら問題を考えていくという視点が印象に残った。一度ではなく何度かゲームをすることで立場や状況が変わるので、より理解や興味が深まるかもしれないと思った。 |