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ワークショップ教材 「どうなる?これからの北極~海氷編~」を提供します

北極は地球上で最も速いペースで温暖化が進行している地域です。北極の自然環境の急激な変化は、北極にとどまらず日本を含めた地球全体の環境や生態系に大きな影響を与えることが分かってきています。未来を担う子供たちにとって、地球や北極の環境変化を知り、その未来や自分に何ができるかを考えることは非常に重要です。

ArCS IIでは教員や研究者との協働のもと、2021年度から小中学生を対象に、北極海の海氷減少をテーマにしたワークショップを行ってきました。それを学校の授業や科学館などで実施するために開発したのが、本教材です。北極や北極域研究への理解を深めていただくために、ぜひご活用ください。

 

目的

北極海の海氷減少をテーマに、以下の点を中心に、北極の環境変化と私たちとのつながりについて考えます。
① 北極海の海氷は、地球温暖化の影響で減りつつあること
② 北極海の海氷が減ると、私たちの生活を含めた世界に影響が及ぶこと
③ 北極を含めた地球の環境変化について知ることは、私たちの未来について考える際に非常に重要であること

対象

中学生を推奨(小学生も可能です)

実施時間

90分

提供資料(データ)

・実施マニュアル
・ファシリテーションスライド
・研究者による解説動画①、②、③
・ワークシート①、②、③
・大判グラフ用紙

(ファシリテーションスライドのサンプル)

 

ワークショップの流れ

項目 内容
導入 北極クイズを通して北極への関心を高め、基礎知識を得る
学ぶ① 北極の環境変化を海氷から探る
(解説動画①の視聴 ※サンプルはこちら
ミッション①+発表 北極海の海氷面積の変化を調べ、発表する
学ぶ② 北極の環境変化の影響、日本とのつながりを知る
(解説動画②の視聴 ※サンプルはこちら
ミッション②+発表 来年の北極海の海氷面積を予想し、発表する
学ぶ③ 北極研究の大切さや「研究する」とはどういうことかを知る
(解説動画③の視聴 ※サンプルはこちら
ミッション③ 北極についての自分の考えを書く
まとめ 北極や地球の未来、研究を身近なものと考える

 

本教材の使用実績

東京都葛飾区立柴原小学校
6年生・総合的な学習の時間として実施しました。社会科で地球温暖化のことを学習しましたが、地球温暖化の影響を大きく受けている北極の現状について深堀りすることができました。個人→グループ→全体で協力し、北極海の海氷の変化について調べました。(実施教員より)


東京都小平市立小平第五小学校
6年生の教員によって、総合的な学習の時間として実施しました。しばらく前に算数で学習した「およその面積」や「データの整理」の考え方を使って、北極海の海氷面積を計算することができました。実施した3クラスでは、授業の進め方や議論の深まる点が異なり、各クラスの特色が出た授業となりました。(事務局より)

 

教材を利用するにあたって

・本教材のご利用にあたってはお申し込みが必要です。
・学校その他の非営利の教育機関における教育活動、個人での利用を目的とした範囲において、無償でご利用いただけます。
・使用目的に合わせて、教材の一部のみを使用することも可能です。
・詳細な利用条件は、教材申し込みの際にご確認ください。

教材利用の申込・お問い合わせ先

国立極地研究所 北極観測センター
E-mail:

クレジット

発 行 国立極地研究所
作成者 東京大学 大気海洋研究所 木村詞明
国立極地研究所ArCS II事務局
企 画 北極域研究加速プロジェクト(ArCS II)
協 力 NITS 独立行政法人教職員支援機構 飯干 新
国立極地研究所 北極域データアーカイブシステム(ADS)
国立極地研究所 北極海氷情報室

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