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〜越冬にこぎつけるまでの出来事〜

しらせ大学開講
2009年11月30日〜12月3日


しらせ大学講座 始業式
緊張気味の学長が訓示を述べています。

 暴風圏で船体が大きく揺れる中、11月30日から4日間にわたり、しらせ大学が開講されました。観測隊員が講師となり、しらせ乗員の自衛隊員を対象に南極での活動や現状について8講義が行われました。

1時間目 凍る海の役割
2時間目 ドームふじ掘削計画から明らかになってきた地球環境変動
3時間目 第51次夏期設営作業
4時間目 セールロンダーネ山脈調査隊 隕石調査
5時間目 超電導重力計と極低温
6時間目 新南極観測船「しらせ」ー 氷海技術と氷海航行性能の向上
7時間目 51次隊からの物資輸送
8時間目 南極の湖の世界をさぐる

 すでに船上で行われている海洋観測や、これから始まる昭和基地での活動などを、まとめて説明を受けられる機会は少ないので皆興味津々に受講し、地球温暖化や昭和基地の様子など様々な質問をしていました。最終日には学長によりしらせ大学講座を受講した学生全員に「しらせ大学卒業証書」が授与されました。

 昭和基地へ到着後、観測隊と自衛隊での共同夏作業が予定されています。お互いの意思疎通を図る良い機会になったと思います。


講義のようす
皆真剣に講師の話を聞いています。


 
 
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