12月3日午前8時15分(日本時間午前10時15分)、南緯50度54分の地点で初氷山が視認されました。例年、初氷山が見られるのは南緯55度を越えてからだそうです。今年の昭和基地は雪が多かったと聞きましたが、その影響でしょうか?
氷山の大きさは大小さまざまで、大きいものは高さ50m以上、幅200〜300mといった巨大氷山もありました。氷山が見え始めてから気温が急激に下がり、海水温も氷点下になりました。
昭和基地沖の定着氷縁では、アデリーペンギンの群れとコウテイペンギンが「しらせ」の周りにやってきては、隊員や乗員たちを楽しませてくれました。アデリーペンギンは群れで行動しますが、コウテイペンギンはいつも単独行動のようです。
アザラシも見ることができました。氷の上でゴロンと昼寝をする姿やヨタヨタと動く様は「ナメクジ」のようにも見えました。
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