第22回参議院議員通常選挙の投票を昭和基地で行いました。
この投票は公職選挙法によって定められている制度で南極投票と呼ばれ、南極地域調査組織に属する職員(観測隊員のこと)は衆議院議員総選挙と参議院議員通常選挙の投票を昭和基地からFAXを使って行うことができます。今回の選挙でも日本を出発する前に住所地の選挙管理委員会で手続きを行った16名の隊員が各選挙区と比例代表の投票を行いました。
様々な確認が必要であったり、隊員自らがFAXを送信し投票後の用紙の密封までしなければならなかったりと、日本での投票とは手続きが異なり複雑です。しかし、南極の地からでも大切な一票を届けることができるとあって、各隊員は投票直前まで極地研究所より送付された選挙公報を真剣に確認し投票していました。
一生に一度あるかないかという貴重な経験でもあることから、投票所で立会人から説明を受けている様子を記念撮影するなど、緊張した雰囲気の中にも越冬隊特有の“何でも楽しもう”という空気が流れていました。
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