昭和基地はブリザードに襲われ、隊員は外出禁止令となり基地に閉じ込められていました。野外への観測行動も基地周辺での作業もできないこのような日は、みんなで集まって今までの行動で起きた危険なことやヒヤリハットについて話し合いを行いました。
昭和基地は冬が明けて今は春となり、これから夏に向かって気温も高くなってきます。日射時間はどんどん長くなり11月中に白夜になります。
今まで野外行動でいろいろな場所に観測にでかける為に使用していた凍った海の上の道路には、氷が解け始めてきたり海の動きで割れたりしてきます。そのような危険な海の上をどのように安全に移動していけばよいか、どのような場所にどんな危険がひそんでいるのかを話し合いました。
アザラシが凍った海の上にいる=近くに海の氷が割れている場所があるという危険予知は南極ならではです。
そして昭和基地周辺にも沢山の危険が潜んでいます。沢山の施設があり日本と変わらない暮らしができる昭和基地ですが、一歩外に出ればそこは南極です。夏にかけて大量に積もった雪の塊が海やダムに落ちたり、積もった雪の下に解けた水の道ができ、きずかないうちに空洞ができています。そのような場所に入ってしうと大量の雪といっしょに海に落下したり空洞に落ちたりしてしまします。
観測隊員は隊員1人1人が体験したことを全員で話し合い共有し全員が安全に生活できるよう日々努力をしています。
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