昭和基地でできたての美味しい手打ちうどんが食べたい。しかし、ここは南極。周りにお店はありません。そんな時はどうするか・・・そう、自分たちで打つのです。昭和基地には、麺を愛してやまない隊員たちによる「麺恋倶楽部」という集まりがあり、本格的な手打ちうどんが食べられます。中には「うどんがソウルフード」という香川県出身の隊員もいて、みんな気合いを入れて「うどん」を打ちます。材料は、中力粉、塩、水これだけ。過去の隊次から引き継がれている秘伝のレシピを元に、粉と塩水をこねて、できた生地を足で踏む。ここで“こし”のある「うどん」にするためには、しっかりと生地を足で踏むことが重要だそうです。それを知っているメンバーは、しっかりと足で踏んでいました。あとは熟成させて、延ばして、切れば生麺の完成です。延ばし加減や切り方で細いの太いの平たいのと様々な「うどん」ができ、メンバーの個性がでてきます。最後はたっぷりのお湯で茹であげて「自家製手打ちうどん」の出来上がりです。茹でたてそのままを「釜揚げ」で食べるも良し、冷水でしめて「ざる」で食べるも良し、天ぷらをのせて「天ぷらうどん」にするも良し、隊員それぞれが自分の好きな食べ方で美味しくいただきました。
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