極夜が明けて約2か月が経過しました。太陽が顔を出している時間もどんどん長くなり、昭和基地のある東オングル島から離れた地域での観測が実施される時期になりました。
こうした野外地域への移動は主に雪上車によって行われますが、雪上車が凍った海の上を安全に走れるように、昭和基地から各観測ポイントまで安全な走行ルートを作成しなければなりません。
今回はスカルブスネスと呼ばれる地域へのルート工作が実施されました。スカルブスネスは昭和基地から南へ約50kmほど離れた場所にあります。途中ラングホブデにある観測小屋を拠点として宿泊し、約2日をかけてルートは完成しました。
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