9月4日~5日にアラスカ・ダッチハーバー/ウナラスカで開かれた、北極動植物相保全作業部会(CAFF)のBoard meetingに参加しました。日本以外では9カ国、3つの先住民団体の参加がありました。
会合において、CAFF理事会はCAFFが推進してきたモニタリング計画の成果物である生物多様性の現状に関する報告書、CBird(日本もメンバーである北極圏海鳥専門家グループ)のワークプラン、新たに組織された外来種に関する専門家グループの作業計画、渡り鳥フライウェイグループの進捗報告書とワークプランを含む、CAFFが持つ各ワーキンググループからの成果を確認し、議論しました。日本は今回、セントローレンス島における海鳥研究の成果を披露し、アラスカの研究者と接する機会を得ました。
ウナラスカのカワラングン族によるホストは快く、ウェルカム・ポットラックを開き、会議の参加者に島々の野生生物、第二次世界大戦とロシアの歴史を共有してくれました。
Alexis Will・国立極地研究所(テーマ6実施担当者)
ウヌラスカの風景(1):街の中央を流れるIliuliuk River