出張授業・ノートルダム女学院中学高等学校 STE@M探究コース
2022年10月5日(水)に、京都市のノートルダム女学院中学高等学校の中学3年生、高校1年生を対象に、フィールド海棲哺乳類学が専門の三谷 曜子氏(京都大学 野生動物研究センター)による出張授業を実施しました。
「フィールド海棲哺乳類学」と題した講演では、研究の話だけでなく、学生時代の進路選択や女性のキャリア形成についてもお話ししました。三谷氏は、海棲動物の研究ができる大学に進学した後、大学院は総合政策大学院大学 極域科学専攻に進学し、国立極地研究所 で南極のヴェッデルアザラシのバイオロギングの研究を行いました。 その後、フィールドを北極にも拡大し、現在は、人間と海棲動物が共に暮らせる未来を目指して、海洋汚染などの人間が海に与える影響についても研究をしています。講演の最後には、「今は不可能だと思えても、環境を変えることで可能になることもある」と、情熱的に生徒たちに語りかけました。質疑応答の時間には、「極地で地磁気を測定できるのか」、「海洋調査に出たらどのくらいの期間家を空けるのか」、「海獣が船にぶつかることはあるか」など、多くの質問が出ました。




学校・団体名 | ノートルダム女学院中学高等学校 |
対象 | STE@M探究コース 中学3年生、高校1年生 |
実施日 | 2022年10月5日(水) |
講師 | 三谷 曜子(京都大学 野生動物研究センター) |
活動内容 | 三谷氏による講演(50分) |
参加人数 | 40名 |
参加者からの声 |
・私は動物の生態系などに興味があったので、とても楽しくお話を聞けました。今回の講義でのお話をたいせつに進路について考えていきたいと思います。 ・知らない語句がいっぱい出てきたので逆に興味が湧いた。しかもその語句の意味を全部説明してくださったのでめちゃわかりやすかったです。 ・動物自身にカメラや位置を知る装置を付けて色々なことを知ることができるという点が興味深かったです。 ・スライドには写真が多くとても楽しく聞いていました。また、専門用語などもわかりやすく説明してくれてよくわかりました。貴重な経験のお話を聞けて良かったです。 ・今回のお話を聞きすごく興味深く、なるほどと思うものがたくさんありました。少し興味あるので、自分でも気になったものを調べようと思いました。 |