ArCS 北極域研究推進プロジェクト

ArCS通信

サイエンティスト・クエスト特別編「どうなる?北極~海と生き物と私たち~」(in 日本科学未来館)開催報告

1月8日(月・成人の日)に、日本科学未来館(東京お台場)の常設展の一角にて、サイエンティスト・クエスト特別編「どうなる?北極~海と生き物と私たち~」を開催いたしました。「北極の氷が解けたら、〇〇になる?」を共通の問いとして、テーマ4から「北極の海と氷と小さな生き物」、テーマ6から「ミズナギドリの渡り」、テーマ7から「北極海の氷が減ると?~〇〇が変わる」の3つの講演を各2回ずつ実施しました。

また、会場内に「観測から北極を知る」、「北極海の小さな生き物を観察する」、「北極の食物連鎖を感じる」、「北極の人々の生活に触れる」という4つのゾーンを設け、ArCSのテーマ4、6、7の紹介パネル、海洋地球研究船「みらい」の模型や北極海で採取した海氷の実物、北極の動物プランクトンのサンプルや鳥のはく製、先住民が犬ぞりで使うビーバーの毛皮のミトン、先住民のドキュメンタリー映像などを展示し、研究者がそれぞれのゾーンで来館者に解説しました。来場者は1,000名程度で、特に小学校低学年の子ども連れのご家族が多く、熱心に講演を聞いたり、展示コーナーでは研究者に直接質問を投げかけたりしている姿が見られました。一日だけのイベントではありましたが、北極について考える機会を提供できたのではないかと思います。

木村 元(海洋研究開発機構/テーマ4実施担当者)

会場の様子

講演の様子

展示の説明を聞く来場者