ArCS 北極域研究推進プロジェクト

ArCS通信

北極の今と未来を考えるトークセッションを2週連続で開催

日本科学未来館との共同開催により、2018年12月15日(土)、22日(土)の二週にわたり、ArCS参加研究者によるトークセッションを実施しました。

第1回目のトークセッション「どうなる? 北極 ~人と自然が織りなす北の叙事詩」では、本多俊和氏と杉山慎氏が文化と科学の両面から対談を行い、北極圏で暮らす民族の歴史や文化を紹介し、地球温暖化によっておこる海氷や氷河の変化が人々に与える影響などについて語りました。

第2回目のトークセッション「どうなる? 北極 ~2人の研究者が語る北極のリアル!」では、長年にわたり海洋地球研究船「みらい」などで北極海の海洋観測に携わる菊地隆氏と西野茂人氏が、観測ブイや氷上カメラなども駆使して得た、通年の観測データから分かった北極海の現状と地球温暖化による環境や気候の変化を紹介しました。

来場者からは「北極を自分事として考えた」などのコメントが得られ、北極と日本の北極研究に興味をもっていただくよい機会となりました。

ArCS事務局


トークセッション(1回目)の様子


トークセッション(2回目)の様子