ArCS 北極域研究推進プロジェクト

ArCS通信

一般向け講演会「グリーンランドとアイヌの狩猟文化:環境保全と文化継承の取り組みから」開催報告

2019年2月15日(金)に北海道大学総合博物館において、一般向け講演会「グリーンランドとアイヌの狩猟文化:環境保全と文化継承の取り組みから」を開催しました。この講演会ではグリーンランド・カナック村の大島トク氏やアイヌ文化の継承者を招いて、狩猟・漁業と文化継承について講演するとともに、座談会形式で意見交換を行いました。

まず、杉山慎氏がグリーンランドの自然やカナック村の様子を紹介し、続いて、大島トク氏がイッカクやアザラシなどの狩猟や漁業、若者への文化継承について語りました。そして、北原モコットゥナㇱ氏と近藤祉秋氏はアイヌ文化とアラスカ先住民文化の次世代継承についてそれぞれ講演しました。その後、講演者に加えてアイヌ文化の担い手の方も登壇し、グリーンランドとアイヌの文化について座談会を行いました。特に両文化間での狩猟や漁業の方法の違いや共通点について意見交換がなされました。また、会場には登壇者が持参したそれぞれの文化の伝統的な道具や衣類を展示し、参加者に実際に触れてもらいました。

また、前日には大島トク氏らと二風谷アイヌ文化博物館や萱野茂二風谷アイヌ資料館を訪問するとともに、現地で狩猟・文化継承を行っている方との意見交換も行いました。

榊原 大貴(北海道大学/テーマ2実施担当者)


大島トク氏の講演


座談会の様子


それぞれの文化の道具や衣類の展示


二風谷アイヌ文化博物館の見学


萱野茂二風谷アイヌ資料館の訪問