11月29日と30日にヤクーツク市とチャラプチャ郡カヤフシット村で調査報告展示と冊子「永久凍土と文化」(環境教育教材)の贈呈会を行いました。
気候変動による永久凍土の融解が地域社会に及ぼす影響を人類学・社会学・地理学・水文学・地質学らと合同で調査した研究成果の研究者向けおよび調査村落での発表会です。冊子は多くのArCS関係者に係わってもらい、20名ほどの国際共著図書となりました。なお、この展示は網走の北方民族博物館の企画展「融ける大地」がオリジナルです。これをサハの研究者の協力を得て、ロシア語・サハ語展示を作りました。個人的には、ロシアでの展示は(ArCS期間外の)2012年のものも含めると、三回やったことになります。共同研究者として今回のイベントに係わってくれた中田 篤さん、Vanda Ignatyevaさん Сардана Бояковаさん、Stepan Grigorievさん、 Александр Федоровさん、ありがとう。Махтал! 冊子の挿絵はNatalia Neustroevaさんに書いてもらいました。
高倉 浩樹・東北大学(テーマ7実施担当者)
※この記事は、高倉教授のFacebookに掲載された投稿を、一部言葉を変えて掲載したものです。