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第52次南極地域観測隊が出発
 11月24日、第52次南極地域観測隊(山内恭隊長)が、南極へ向けて成田空港を出発しました。
 空港には、家族・関係者など多くの人が見送りに訪れ、出発する隊員に激励の言葉が贈られました。
 11月25日、観測隊は、オーストラリア・パース近郊のフリーマントル港で、先に日本を出航していた南極観測船「しらせ」に乗船しました。
 生鮮食料品積み込みなどの準備作業や、表敬訪問などの諸行事の後、11月30日に、南極へ向けて出航する予定です。
 また、「海鷹丸」に乗船して観測を行う隊員等は、12月20日に空路出国し、同21日にオーストラリアのフリーマントルから南極海に向けて出港予定です。

第52次日本南極地域観測隊です。行ってきます。

 今年3月の冬期総合訓練、6月の隊員決定・夏期総合訓練を経て、7月1日から国立極地研究所を中心に各種訓練・物資調達などの準備をしてきた第52次南極地域観測隊(山内恭(やまのうちたかし)観測隊長以下、越冬隊30名、夏隊33名、同行者28名)のうち、隊員4名と同行者1名は、11月11日、観測船「しらせ」ですでに出発していますが、観測隊本隊56名および同行者17名は、24日に成田国際空港からオーストラリアに向けて出発します。その後同国のフリーマントル港で観測船「しらせ」に乗船して、12月中旬に昭和基地に到着する予定です。その他、隊員3名・同行者10名は、12月20日にオーストラリア・フリーマントルから、東京海洋大学の練習船「海鷹丸」で南極に向かいます。

 第52次南極地域観測隊は、長期的に継続する定常観測、モニタリング観測からなる基本観測に加え、昭和基地に新たに設置する大型大気レーダー(PANSY)を用いた観測をはじめとした重点研究観測「南極域から探る地球温暖化」等を実施します。南大洋では「しらせ」による氷海内の往復および専用観測船「海鷹丸」による船上観測を、内陸ではドームふじ基地への調査旅行を、いずれも重点研究観測の一部として実施します。さらに公募された公開利用研究についても、併せて行います。 

 52次隊のこれまでの訓練など準備の様子、南極までの航海の様子、昭和基地の様子は、これまでと同様、昭和基地入り後に「昭和基地NOW」でご紹介します。

 
 
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