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2002年11月4日(月)武生市にて

 平成14年度第2回目(通算28回目)の南極観測「講演と映画の会」は、主催者に総合研究大学院大学を加え、武生市、武生市教育委員会、武生市PTA連合会との共催事業として、武生市文化センター大ホールにおいて、開催しました。当日は、雷とあられも降るあいにくの天気にもかかわらず市内の児童をはじめ市民約500名が集まりました。
巨大ペンギンが歓迎
南極ミニ展示 南極の氷にさわってみよう
 

三木市長の主催者挨拶
 三木勅男武生市長、渡邉興亞国立極地研究所長の主催者挨拶に続き、来賓として第10次越冬隊に参加した関孝治福井県議会議長が、観測船「ふじ」が氷に閉じ込められた当時のエピソードを披露、この催しを機会に南極を身近に感じてほしいと挨拶しました。講演に先立ち、昭和基地の第43次越冬隊とのインマルサット衛星回線によるTV電話交信を行いました。市内の小学校の児童代表5名が、神山孝吉越冬隊長や隊員に、「基地の食糧はどうしていますか?」「南極の氷は1年間にどのくらい溶けますか?」「オーロラを始めて見た時の感想は?」などの質問を行いました。回答として昭和基地から送られて来た映像がスクリーンに写し出されると臨場感から歓声が上がりました。一般公開のTV交信は全国で3ケ所目、昭和基地、と会場側スタッフとの意気も合い、良好な交信を行うことができました。

昭和基地と子ども達がTV電話交信
 

 講演は、「白い大陸からのメッセージ」と題し、本吉洋一 第42次越冬隊長(国立極地研究所教授)が、南極大陸の歴史と自然、地球環境を南極で観測する意義などについて実験や映像を織りまぜ、わかりやすく紹介しました。プログラムの最後は、映画「南極観測」が上映されました。

 また、会場入口ロビーにおいて、観測資料の展示、南極観測船「しらせ」、雪上車の模型、写真や解説パネルなどの南極ミニ展示を行いました。今回は、隕石と氷山氷にふれたり、観察するコーナーを設け、人気を博しました。


本吉講師の講演

南極の氷と冷蔵庫の氷の違いを観察
 
参考1(概要)
日 時 11月4日(月)13時30分〜15時30分
場 所 武生市文化センター 大ホール
名 称 白い大陸からのメッセージ / 講演と映画の会
講 師 本吉洋一(第42次越冬隊長、国立極地研究所教授)
演 題 「南極の自然と観測隊」
映 画 「南極観測」国立極地研究所製作
主 催 国立極地研究所、総合研究大学院大学
共 催 武生市、武生市教育委員会、武生市PTA連合会
後 援 福井県教育委員会
協 力 KDDI株式会社
 
参考2(講師以外の出演者)
司  会 山本 文明
主催者挨拶 三木 勅男(武生市長)、渡邉 興亞(国立極地研究所長)
来賓挨拶 関 孝治(福井県議会議長)
電話交信 山中 厚子、眞目 秀昭(武生市教育長)、渡辺 利之(武生東小)、仲野 由華(武生西小)、川崎 詩織(北日野小)、今村 秀平(白山小)、帰山 達也(味真野小)
氷の実験 品川 貴紀(武生南小)、寺前 朋美(神山小)、三田村 栞(吉野小)、水上 裕喜(大虫小)、田辺 誉幸(国高小)、谷口 義樹(坂口小)、小林 佳奈(王子保小)、坂口 紫織(北新庄小)
花束贈呈 坂口 紫織(北新庄小)
 
参考3(スタッフ)
総括進行 細川 康夫、池田 三喜男
進行調整 中嶋 暁美
受  付 廣部 啓子、小泉 英昭、野村 明嗣、長谷川 勝也
来賓受付 三好 和美、杉本 寛重、野口 善広
来賓案内 山田 治、畠中 崇宏、石塚 博英
児童誘導 清水 誠
展  示 廣部 啓子、上野 和美、横山 一衛
舞  台 酒井 量基、柳沢 照幸、坂本 幸司、佐竹 了、細川 康夫、出倉 和雄、小林 直彦
場内整理 三室 嘉弘、朝倉 英一、西川 英夫
記録 / 写真 水上 和美、佐野 雅史
 
参考4(昭和基地スタッフ)
総合司会 神山 孝吉 越冬隊長
基地スタジオカメラ 阿部 素士、半田 英男
電話機・送信映像操作 若林 裕之
コンピュータ画像操作 吉廣 安昭
記  録 川添 昭典
質問対応 栢野 正史(基地の食糧事情)
川添 昭典(いちばんうれしかったこと)
半田 英男(ペンギン以外の生き物)
吉廣 安昭(南極の氷はどのくらい溶けるか)
山下 丈次(オーロラについて)
木津 暢彦(気象の話ほか)
 
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