最新の昭和基地情報をお届けする「昭和基地NOW!!」野外調査隊はどこ?進め!しらせトピックス














1998年8月30日(日)宮城県仙台市にて

 1998年の第2回目の「講演と映画の会」は、観測船「しらせ」の国内巡航の寄港地、仙台市で開催しました。9月開催の「講演と映画の会」では、これで3年連続で台風の影響を受けました。
 仙台市科学館の特別展示室を会場とし、リハーサルの公開、緞帳(どんちょう)を使用しないでの進行など初めての試みのなかで、無事終了することができました。当日の雰囲気は、画像と関連新聞記事により感じとってください。

 
河北新報 1998年8月29日(朝刊)

『「しらせ」寄港 きょうから一般公開 仙台港』(一部省略)

 日本の南極観測隊の研究や南極での生活を紹介しようと、文部省国立極地研究所は30日、仙台市青葉区の市科学館で、講演や映画上映によるイベント「白い大陸からのメッセージ」を開く。南極の昭和基地と、小、中学生が国際電話で交信する企画も予定されており、南極を直接知る貴重な機会になりそうだ。29日には、南極観測船「しらせ」が仙台港に入港。31日まで一般公開される。
 科学館のイベントでは、台原中の生徒2人、旭丘小の児童1人が代表として、昭和基地で観測業務を続けている日本隊初の女性越冬隊員の一人で東北大助手の坂野井和代さん、仙台市出身の岡野章一隊員と電話で話す。
 仙台港高松ふ頭に寄港する南極観測船「しらせ」の一般公開は、29日が午後1時から3時まで。30、31日は午前9時−午後4時。
 「白い大陸からのメッセージ」は30日午後2時から。無料。

(河北新報社の転載承認済み)



 

 

河北新報 1998年9月1日(夕刊)

『白い大陸と交信』

 仙台市青葉区の市科学館で先日、南極観測について学ぶ「白い大陸からのメッセージ」(国立極地研究所など主催)が開かれた。
 第40次越冬隊長の宮岡宏助教授(超高層物理学)が「南極の自然と観測隊」と題して講演。南極にすむ動物、観測隊の歴史などを紹介し、「南極は地球全体の環境を研究するための貴重な情報を与えてくれる」などと話した。
 市内の小中学生が南極の昭和基地と電話で交信、隊員らに「基地では今でも犬を飼っているのか」「環境破壊を防止するために私たちができることは」などと質問した。

(河北新報社の転載承認済み)

河北新報 1998年9月3日(朝刊)

『南極身近に感じた』

 仙台市科学館で、南極の昭和基地にいる隊員と電話で交信しました。話してみると、南極がとても身近に感じられました。オーロラや動物など、南極の自然環境に興味が持てました。

仙台市台原中2年 薮 七瀬さん(14)

(河北新報社の転載承認済み)

 
参考1(概要)
日 時 8月30日(日)14:00〜16:00
場 所 仙台市科学館(仙台市青葉区台原森林森林公園4-1)
名 称 「講演と映画の会 −白い大陸からのメッセージ−」
講 師 宮岡 宏(第40次越冬隊長、国立極地研究所助教授)
演 題 「南極の自然と観測隊」
映 画 南極観測 1997(国立極地研究所製作)
主 催 国立極地研究所
共 催 仙台市教育委員会
後 援 宮城県教育委員会
協 力 KDD株式会社仙台支店(現KDDI株式会社)
 
参考2(講師以外の出演者・所属、敬称は略)
司  会 山田洋子
挨  拶 小松弥生
講師紹介 齋藤 健
電話交信 竹嶋裕子、杉田 緑、松木康次、藪 七瀬
花束贈呈 深谷仁美
 
参考3(スタッフ・所属、敬称は略)
総括進行 守 政一、柴野浩成
音響映写等 佐藤忠義
電話技術 佐藤和夫、宮田弘喜、門間悟一
舞  台 堀田剛司、竹内耕二、梶川道雄
写真記録 大下和久
受  付 永沼孝敏、中澤堅一郎、星 義彦
会場整理 高取知男、岩渕成紀
アナウンス 玉田美都、田中さおり
 
参考4(電話更新等協力校)
仙台市立旭丘小学校、仙台市立台原中学校
 
 
昭和基地NOW!! | 野外調査隊はどこ? | 進め!しらせ | トピックス

Copyright(C)1997-2014 National Institute of Polar Research