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1999年6月30日(木)長野県真田町にて

 1999年6月30日(水)、長野県真田(さなだ)町において開催しました「講演と映画の会」の様子を紹介します。南極観測隊が30年以上にわたり同町の菅平において訓練を行なっていることで、関わりの深い町でもあります。当日、新聞は信濃毎日新聞社と信州民報社が、テレビ局は信越放送(SBC)、長野朝日放送(ABN)、長野放送(NBS)が、取材をしました。会場の雰囲気は、「信州民報」の記事により感じとってください。

 
信州民報 1999年7月8日掲載

 「南極観測の講演・映画会」「真田町中学生が観賞」

 30日、真田町文化会館では、文部省国立極地研究所による南極観測の講演・映画会が開かれ、箱山好猷町長ほか、地元中学生、一般の600人が話に耳を傾けた。
 同会は町内にある文部省体育研究所に南極へ行く隊員たちが合宿に来ている事が縁で実現した。
 会場には本物の南極の氷や、オーロラの写真も展示。第39次越冬隊長であった渋谷和雄さん=国立極地研究所教授=が南極の自然と観測隊の活動をスライドを使って説明した。
 地球環境の観測といった大きな役割を任っている南極観測についてだけではなく、観測期間中の生活維持についても話が及んだ。
 隊員は約40人おり、研究者以外にも、それを支える医師、建築士、消防士、調理師など多様なメンバーが観測を支えているとし「いろいろな職種の人がいないと成り立たない。ここにいる人の中からも、自分の専門を持って是非南極観測に参加してもらいた い」と述べた。
 このほかに、中学生が電話で南極観測隊と話し「オーロラは見た事がありますか」など質問をした。
 また観測の経過を追った映画の上映も行われた。

(信州民報の転載承認済み)



 
 
参考1(概要)
日 時 6月30日(水)14:00〜16:00
場 所 真田町文化会館(長野県小県郡真田町大字長7199-1)
名 称 「講演と映画の会 −南極の神秘とそこに働く人々−」
講 師 渋谷和雄(第39次越冬隊長、国立極地研究所教授)
演 題 「南極の自然と観測隊」
映 画 「南極観測1997」国立極地研究所製作
主 催 国立極地研究所
共 催 真田町教育委員会
後 援 長野県教育委員会
協 力 KDD株式会社(現KDDI株式会社)
 
参考2(講師以外の出演者)
司  会 堀内孝子
挨  拶 箱山好猷
講師紹介 大塚 貢
電話交信 中瀬桂子、古市 潤、小林由佳、桜井晃洋
花束贈呈 新井優希
お礼の言葉 和田義人
 
参考3(スタッフ)
総括進行 大久保文雄、柴野浩成
音  響 堀内拓郎
照  明 中山勇次
映画映写 飯島和徳
舞  台 木嶋幸男、野元堀隆
通信技術 篠原政明、小塚弘美、谷岡裕一
スライド 石井要二
写真記録 和根崎剛、堀内克己、大下和久
受付・会場 堀内精次、中川ひろ子、羽毛田久美子、藤沢久雄、横沢聡子
準  備 松井文雄、前島 勲、曽根富子、関久美子、大久保秀子
 
参考4(協力校)
真田中学校、菅平中学校
 
 
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