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1999年9月2日(木)北海道釧路市にて

 1999年の第2回目の「講演と映画の会」は、観測船「しらせ」の国内巡航の寄港地、釧路市で9月2日(木)に開催しました。生涯学習宣言都市である釧路市はちょうど開港百年にあたり、このたびの副題も「釧路港開港百年記念事業」としました。会場となった釧路市民文化会館も開館20周年の節目の年にあたり記念すべき催しとなりました。また、当日、会場のロビーで南極の写真パネル展も開催しました。当日の雰囲気は、画像と北海道新聞の記事により感じとってください。なお、写真パネル展は引き続き9月3日から9月9日まで釧路市生涯学習センターの市民広場で開催しました。「しらせ」は、9月3日(金)釧路港(西港第3号埠頭)に寄港しました。
 
北海道新聞 1999年9月3日(朝刊)

「モシモシ、そちら南極ではオーロラ見えますか?」

小中学生が基地に電話

【釧路】第40次南極観測隊長の白石和行国立極地研教授の講演会「白い大陸からのメッセージ」が2日、釧路市民文化会館で開かれた。釧路市内の小中学生が南極の昭和基地と電話で対話し、集まった約千人が氷の大陸のロマンに聞き入った。釧路港開港百年記念事業の一環として開催した。同隊長は過去8回、観測隊に参加し、3月に帰国したばかり。会場では、まず釧路光陽小6年の西川晋太郎君ら3人が昭和基地に電話。「家族との連絡はどうするの」「オーロラは見えますか」との質問に、宮岡宏第40次越冬隊長らが「最近は電子メールも使える」「昨夜も素晴らしいオーロラが見えた」などと答えた。 白石教授は、南極のスライド写真を示しながら「真夏は釧路の冬よりは暖かい」など極地での生活や研究内容を説明した。3日は南極観測船「しらせ」が釧路港に寄港し一般公開される。

(北海道新聞社の転載承認済み)

 

 
参考1(概要)
日 時 9月2日(木)13:30〜15:30
場 所 釧路市民文化会館(釧路市治水町12−10)
名 称 「講演と映画の会 −釧路港開港百年記念事業−」
講 師 白石和行(第40次観測隊長・国立極地研究所教授)
演 題 「南極の自然と観測隊」
映 画 「南極観測1997」国立極地研究所製作
主 催 国立極地研究所、釧路市、釧路市教育委員会
後 援 北海道教育委員会、釧路海の旬間実行委員会
協 力 KDD株式会社(現KDDI株式会社)
 
参考2(講師以外の出演者)
司  会 安富亜希
挨  拶 山田和弘
講師紹介 奈良敏秀
電話交信 中瀬桂子、西川晋太郎、山田夕華子、梶 雄哉
花束贈呈 岩佐 唯
 
参考3(スタッフ)
総括進行 八幡征一、小野崎健悟、柴野浩成
技  術 五味敏宏
音  響 菊地 萌
照  明 三浦 剛
映画映写 (株)プリズム
舞  台 菊地義勝、梶谷 毅、野元堀隆
通信技術 篠原政明、松岡 孝
スライド 富樫 剛
写真記録 堀内 甲
館内放送 石丸麻理
受付・会場 斉藤由夫、高橋悠子、佐藤真弓、田中伸嗣、佐々木匡、小林秀人、那須野千里、池田利伸、山中正皓、壬生和宏
準  備 泉  隆、及川義朗、青山淳子、村上麻理子、吉川 修
パネル展示 宮下輝男、高橋利和
 
参考4(協力校)
光陽小学校、景雲中学校
 
 
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